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口呼吸と歯並びの関係、その改善方法とは

[2021.07.25]

皆さんこんにちは。

入間市の歯医者さん「豊岡歯科診療所」です。

通常では人間は鼻で呼吸をしますが、ポカンと口を開けて呼吸することを「口呼吸」といいます。特に子どもに多くみられ、癖になってしまうと、口周りや全身の健康に影響を及ぼすこともあるので、注意が必要です。

 

口呼吸の及ぼす影響とは

鼻で呼吸をするときは、内部の粘膜や鼻毛がフィルターのような役割をして、外部から細菌やウイルスが侵入するのを防いでくれます。しかし、口呼吸では外気が直接体内に入ってしまうので、感染のリスクが高くなってしまいます
また、口呼吸は口をポカンと開けている時間が長くなるので、口周りの筋肉が正常に発達せず、表情がぼんやりとなってしまう傾向があります。食事も口を開けたままくちゃくちゃと音を立てて食べてしまったり、発音にも悪影響が及んだりする可能性があります。
さらに、口が乾燥することで唾液のはたらきが弱くなり、むし歯や歯周病などのトラブルが起こりやすくなります
滑舌の悪さや猫背なども、口呼吸と関係していると考えられる場合があります。

 

口呼吸と歯並び

お口の中で舌が適切に口の上側に位置し、唇や頬から適度に圧力がかかることで、顎や歯並びは正常に発達していきます。しかし、口呼吸の場合は舌が下がってしまっていることが多く、上顎が十分に発達せずに歯並びにも影響が及ぶ可能性があります。前歯が突出するいわゆる「出っ歯」や、歯並びがガタガタになる「乱杭歯(らんぐいば)」、上下の前歯の間に隙間が空く「開咬(かいこう)」など、歯並びの乱れが生じる原因になります。

 

口呼吸の改善方法

口呼吸は歯並びに悪影響を及ぼす可能性がありますが、逆に歯並びの悪さが口呼吸を招いていることもあります。出っ歯の場合は上顎が狭いので舌がおさまるスペースがなく口が自然に開いてしまうことがあります。また、歯が出ているために唇が閉じず、口呼吸になりやすいのです。
口呼吸と歯並びは相互に関係しています。そのため、歯科で口呼吸の治療をする際にはお子さんの年齢やお口の状態を確認し、出っ歯を治してから口呼吸を改善するか、口呼吸を治してから出っ歯を改善するか、を判断します。小児矯正では、取り外しが可能なマウスピース型矯正装置を使った治療などが人気で、装置の見た目を気にせずに治療ができると評判にもなっています。
ほかにも鼻づまりや扁桃肥大などが口呼吸の一因ということもあるので、お子さんの様子をみて小児科や耳鼻咽喉科などの受診も検討してください。

 

まとめ

ご家族から見ると、口呼吸はただの癖に思えるかもしれません。しかし、口呼吸を見かけるたびに注意して治そうとしても、ご家族や本人の努力だけでは治らないケースが多いのです。入間市の「豊岡歯科診療所」では、口呼吸やお口の状態を詳しく調べて適切な治療をご提案いたします。小児矯正は特に治療を始めるタイミングや矯正の方法などで保護者の方が悩まれることがあるかと思うので、口呼吸が気になりましたらいつでもお気軽にご相談ください。

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