歯周病を見逃さないために!初期症状を解説
[2022.06.22]医療費の節約に効果大!皆さんこんにちは。
入間市の歯医者さん「豊岡歯科診療所」です。
歯周病は、「サイレントキラー(静かな殺人者)」と呼ばれていることをご存知でしょうか?
とても恐ろしい呼び方ですが、決して大げさではありません。
歯周病は重症化すると歯を失うだけでなく、心疾患や脳血管疾患、誤嚥性肺炎、認知症などの重篤な病気を引き起こすことがあります。
さらに厄介なことに、自分では気がつきにくく静かにお口と身体の健康を蝕んでいくため、このように呼ばれているのです。
今回は、皆さまに忍び寄る「サイレントキラー」になるべく早く気づけるように、歯周病の代表的な初期症状について解説していきます!
歯周病の初期症状①歯磨きで出血する
歯を磨いただけの軽い刺激で歯ぐきが出血してしまうのは、歯周病の典型的な初期症状です。
出血は増殖した歯周病菌を駆除するために、歯ぐきに血液が集まっている身体の防御反応(炎症)によるもの。
「血が出るから、ちょっと歯磨きをやめておこう」などと思わずに、しっかり歯磨きを続けて早めに歯科医院を受診しましょう。
歯ぐきの出血の9割以上が歯周病や歯肉炎によるものですが、白血病など別の原因の可能性もあるため、やはり受診しておくと安心です。
歯周病の初期症状②歯ぐきが紫がかった赤黒い色になる
健康な歯ぐきは薄いピンク色をしています。
しかし歯周病になると、歯ぐきは紫に近いような赤黒い色に変色していきます。
これも、炎症によって歯ぐきがうっ血したことによる初期症状です。
また、触ってみるとぽってりと腫れていることもよくあります。
押すと痛みを感じたり、膿が出てきたりする場合は歯周病が進んでいる可能性があるため、早急に治療が必要です。
歯周病の初期症状③口臭が強くなる
ご自分ではまったく歯周病の自覚がなく、ご家族に口臭を指摘されて初めて異変に気付くケースもあるようです。
歯周病になると、歯周病の原因菌が出すメチルメルカプタンや硫化水素が口臭を発生させます。
これらは「卵や玉ねぎの腐った臭い」と表現されるほど嫌な臭いです。
歯ぐきの炎症が進んで膿が出ると、さらに強烈な臭いを発することになります。
周囲に口臭を指摘された方、または自分で口臭が強くなったと感じる方は、歯周病を疑い直ちに対策を始めましょう。
まとめ
今回は代表的な歯周病の初期症状を解説しましたが、他にも
・歯ぐきがムズムズする
・歯が浮いている感じがする
・お口の中がネバネバする
などの症状を訴える方もいらっしゃいます。
歯周病は痛みがないため、治療が遅れやすい病気です。
すぐに対処できるよう、解説した初期症状をぜひ知っておきましょう。
当院では歯周病治療に力を入れ、中等症以上の方には外科手術やMTM(小矯正)といった治療にも対応しております。
歯周病のことなら、入間市駅から徒歩4分の歯医者「豊岡歯科診療所」へおまかせください。