受け口は矯正治療で改善できる?
[2020.04.17]皆さんこんにちは。
豊岡歯科診療所です。
当院の矯正歯科にいらっしゃる患者さまの中には、下の歯が前に出ている「受け口」に悩まされている方も少なくありません。
専門的には「下顎前突(かがくぜんとつ)」や「反対咬合(はんたいこうごう)」と呼ばれる歯列不正ですが、その原因は人によってさまざまです。
ただ、適切な方法を選んだり、組み合わせたりすることで改善することが可能ですのでご安心ください。
受け口の原因は、主に2つに分けられます。それは「歯の生え方」と「骨格」の異常です。
例えば、下の前歯が前方に出ているようなケースでは、歯性の下顎前突と診断でき、治療も比較的軽いものとなります。
なぜなら、前方に傾いている前歯を整えることが主な目的となるからです。
一方、下の顎骨の発育が良かったり、上の顎骨の発育が悪かったりするなど、骨格的なアンバランスで下顎前突となっている場合は、少し大掛かりな治療が必要となります。
受け口の治療法は、歯列の改善であればマウスピース矯正やワイヤー矯正が行われます。
一般的な歯列矯正と同じですね。1本1本の歯の傾きなどを細かく整えていくことができます。
一方、顎骨の成長度合いを改善するのであれば、「チンキャップ」と呼ばれる大型の矯正装置が適用されます。
ただし、顎骨の成長をコントロールできるのは、成長期にあるお子さまだけです。
そのため、成長期を終えた方で骨格的な問題を抱えている場合は、骨の切断などを行う外科手術が適用されることもあります。
このように、ひと言で受け口といっても患者さまによって原因が異なり、必要となる治療法も変わってきますので、まずは精密な診断を受けることが大切です。
当院であれば、受け口の診療実績が豊富であり、正確な診断を下せるかと思います。
その上で最適といえる治療法をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
ちなみに、お子さまの矯正治療も行っております。